AfterEffects Laboratory 基本編 21
ホタルのような光の表現
(カードワイプ・グロー)

AE-LAB 21 : Adobe After Effects CS5 (10.0.2.4)
Resolution: 640x480
Third-Party AE Plugins:

- No Use
Third-Party Footages:
- No Use

今回はホタルのような光の表現を研究したいと思います。
通常の考え方では、パーティクルのプラグインを使用して
光の粒を作成しアニメーションさせます。
しかし、この方法だと、パーティクルの動きの制御が難しかったり、
パーティクルの量が多くなった際に制御しにくい面もあり
ホタルのような動きを実現するのは非常に難しいです。

そこで、今回はあえて「カードワイプ」を使用して
ホタルの動きを表現してみたいと思います。

※「カードワイプ」はAdobeのWebサイトから入手可能です。
http://www.adobe.co.jp/products/aftereffects/

 ゆらゆらした動きを「カードワイプ」で表現

<考え方>

平面をカードワイプで分割してパーティクル状にします。
カードワイプには「ジッター」というパラメータがあり、
これを調整することによって
各分割平面の動きをランダムに制御することが可能です。

(1) 新規コンポを作成
(2) 新規平面を作成(白)
(3) エフェクト>変換>カードワイプを適用
(4) 平面の分割や大きさを調整
(5) ジッターの設定
※ キーフレームを打たなくてもアニメーションします。

<カードワイプ>
QuickTime 形式
(153K)
<パラメータを見る>
カードワイプ

 ホタルのような光の動き

<味付けして完成>

上記のカードワイプのパラメータを
ホタルに見えるようにさらに調整します。
「カードスケール」を小さくしてホタルを表現します。
「ジッター速度」を調整してホタルの動きを表現します。

あとは「グロー」のプラグインなどを使用して
各自、味付けしてください。
また、今回はループできるように作成しました。
(ディゾルブループです)

<カードワイプ蛍>
QuickTime 形式
(109K)
<パラメータを見る>
カードワイプ