<完成ムービ−>
QuickTime 形式
(864K)
制作例 39: スピログラフ風アニメーション
(Adobe Illustrator を使用)
(AfterEffects 5.5J Proversion を使用)

AE-TIPS 39 : Adobe After Effects CS5 (10.0.2.4)
Resolution: 640x480
Third-Party AE Plugins:
- No Use
Third-Party Footages:
- No Use


<イラストレータ>
画面を見る


<イラストレータで作図>

今回は「スピログラフ風」のアニメーションの紹介です。
手順としては、イラストレータで作図した図形を
アフターエフェクツでアニメーションさせます。

はじめにイラストレータで円の図形を4つほど作成し、
「回転」ツールでコピーしていきます。
(一番大きい円のサイズは800×800で作成しています)

※「スピログラフ」とは …
 円周上で円を転がしたときにできる曲線図形のことを言います。
 作図用の歯車のセットが、オモチャとしても売られています。
 厳密には、今回の図形は「スピログラフ」ではありません。


<回転図形>
画面を見る


<回転図形の完成>

STEP1の「回転」コピーを
なめらかな曲線ができるまで繰り返します。
※ショートカット「コマンド+D」(Mac)

完成したら、線幅を「0.1」
線の色を「白」、塗りを「なし」に設定して
保存しておきます。


<回転アニメーション>
QuickTime 形式
(628K)


<回転アニメーション>

STEP2で作成したイラストレータファイルを
アフターエフェクツに読み込み、コンポにいれて
回転のアニメーションをつけます。
(コンポサイズは800×800)

ループできるように、5秒で一周するようにしています。



<アルファマット>
QuickTime 形式
(127K)


<アルファマット>

STEP3のアニメーションだけでは、単純すぎるので
「扇形のアルファ」の回転アニメーションを追加します。

新規平面を作成し、
エフェクト>変換>「放射状ワイプ」を適用、
STEP3とは逆に回転するアニメーションをつけます。

トラックマットの設定を「アルファマット」にします。

<タイムラインを見る>
「放射状ワイプ」「アルファマット」


<3D空間へ配置>
QuickTime 形式
(259K)


<3D空間へ配置>

STEP4の素材を新規コンポ(640×480)に入れます。
レイヤーを3Dレイヤーに変換し、角度を調整します。

新規カメラを作成し、パースがつくように
カメラのレンズ設定を「15mm」にしています。

<タイムラインを見る>
「3Dレイヤー」「カメラ」


<グロー>
QuickTime 形式
(487K)


<グロー>

STEP5の素材をさらに新規コンポ(640×480)に入れて、
エフェクト>スタイライズ>「グロー」を適用します。

STEP3〜6の手順で
動きと色の異なるアニメーションを数種類作成します。

<パラメータを見る>
「グロー」


<完成・ループ>
QuickTime 形式
(864K)


<完成>

各素材を合成すれば完成です。
グラデーションの背景の上に「加算」「ハードライト」などの
いろいろな画像転送モードを使用して合成しています。

今回の制作例は、さまざまな効果に応用可能だと思いますので、
各自、試行錯誤してみてください。

<拡大画像を見る>
「640×480」

LINK : Another Example of Spirograph by Chris Zwar
http://chriszwar.com/wordpress/after-effects-projects-and-downloads/