キーイングは映像制作を行う場合、ほぼ必ずおこなっている作業です。
キーイングというと人物合成クロマキーのイメージが強いですが
テロップで文字をのせるという作業も技術的にはキーイングですし、
オーバーラップやワイプもキーイングの応用ということもできます。
キーイングとは簡単にいうと「くり抜いて上のせる作業」だと思ってください。
くり抜くためには、いわゆるアルファチャンネルが必要になります。
CGアプリ等で生成された画像にアルファチャンネルをつけることは簡単ですが、
実写映像に対してアルファチャンネルをつけることは難しく、とても苦労します。
ここではキーイングの種類を分類していくつか紹介します。
内容や素材に応じてもっとも適切な手法を使用してください。
※アルファチャンネルのことを「キー」「マスク」「マット」「ステンシル」とも言います。
<映像からキーを作成する方法>
画像のある成分を使用してアルファチャンネルを作り出したり(セルフキー)
元画像の差分を利用してキーイングします(ディファレンス)
成分で抜くのがどうしても難しい場合は手作業でマスクを作成することになります。 |