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TIPS03:花びらの舞

Posted on 2025-07-202025-07-20 By ayatofujii
GPU-VFX TIPS

今回は前項TIPS02をさらに応用して「花びらの舞」の表現を作成します。パーティクルを複数の「Flipbook」に割り当てています。

Unity VFX-Graph TIPS 03

「花びらの舞」エフェクトの概要
「Set Position Shape」で球体からパーティクルを出現させる際に、PositionXYZをSineCosのカーブで円周移動させています。
パーティクルを「Set Angle Z」でランダムに回転させた上で、「Turbulence」「Gravity」を使って空間を舞うように調整します。
「Flipbook」を使用して『花びらがゆっくり回転している連番テクスチャ』を適用します。4種類のテクスチャを割り当てるためにParticleIDを取得し、4つのOutputに割り当てるノードツリーを作成しています。

新規Projectと新規Sceneの作成
・High Definition 3D(Core)のProjectを作成
・FIle > New Scene → Empty
・Hierarchyビューで右クリック Camera作成
 →カメラの位置・角度・スケールをReset
 →PositionZ -10
 →BG-Colorを黒(RGB=0.0.0)に設定
・Projectビューで右クリック VFX-Graph作成
 →SimpleLoopのデフォルトテンプレートを選択
 →VFX-Graphに名前を付けます 例:TIPS03
 →Hierarchyビューへドラック&ドロップ
 →Inspectorビューの「Edit」→Graphを表示
・Gameビューの表示設定 →Full HD(1920×1080)
・VFX-Graph「Simple Loop」新規作成

Initializeコンテキストの調整
・Set Lifetime A →2/B →4
・Set Position Shape:Radius →0.2
不要なブロックを削除
・Set Velocity from Direction & Speed →削除
パーティクルの量の調整(Spawn・Initialize)
・Constant Spawn Rate →256
・Initialize Capacity →25600

【ノード接続のTips】下図参照
・Total Time(VFX)・Sine・Cosを使用した円周運動
・Set VelocityのXYZ調節をFloatノードで制御(-0.7~0.7)
・円周運動の外側にパーティクルが広がっていく表現

Updateの調整
・Updateコンテキスト上で右クリックをして
 CreateBlock >「Turbulence」を追加
 Noise Type →Perin
 Drag →0.5
 Frequency →0.5
・Gravity XYZ →1,-2,-2

不要なブロックを削除
・Linear Drag →削除

Outputの調整(見た目の調整)
・Updateコンテキスト上で右クリックをして
 CreateBlock >「Flipbook Player」を追加
 Frame Rate →30

・Outputコンテキストの調整
 Uv Mode →Flipbook
 Alpha Clipping →ON
 FlipBook Size XY=9,10
 Main Texture →Tex_Petal_PinkA.tga

「Tex_Petal_PinkA.tga」参考ダウンロード
※ダウンロードしたTGAファイルは、Unityエディターのプロジェクトビューの任意のフォルダにドラッグ&ドロップしてインポートしてください。

回転やサイズの調整
・Initializeコンテキスト上で右クリックをして
 下記2つのブロックを作成&調整
 Set Angle Random Z →-180~180
 Set Size →0.5

パーティクルを4種類のFlipbookに割り当てる
【方法】パーティクルID(整数)を4で割り算し、その残りがいくつかで、4種類のOutputコンテキストの表示・非表示を切り替えます。下図参照
・Get Particle ID(パーティクルIDの取得)
・Modulo(割り算した後、残りを出力)
・Compare(数値を比較)
・Set Alive(表示のオンオフ)

Outputコンテキストの設定
Z方向の重なり順序(Z-Sort)を設定します。
各OutputコンテキストのInspectorで下記の項目をオンにすることで花びらの重なり計算が正確に行われます。
・Sort →On
・Z Write Mode →On

ポストエフェクトの追加
シーン全体にレンズフレアと色調補正を適用します
・Hierarchyビューで右クリック Volume > Global Volume作成
・InspectorビューでScreen Space Lens Flare を追加(Add Override)
 Intensity →0.5/Streak Orientation →90
 Chromatic Abberation Intensity →1.0
・InspectorビューでColor Adjustmentsを追加(Add Override)
 Saturation →30

他に「光の粒のパーティクル」や「円周運動部分の軌跡」を追加して完成です。※これらのZ-Sortはゼロより小さい数に設定して、花びらの裏側に描画されるようにしています。


VFX-Graph 花びら部分(TIPS 03)
※Unity Editor Version 6000.0.34f1 で制作

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