AfterEffects Laboratory 基本編 10
3Dカメラの円周アニメーション
(3Dカメラ・親子リンク)

AE-LAB 10 : Adobe After Effects CS5 (10.0.2.4)
Resolution: 640x480
Third-Party AE Plugins:

- Zaxwerks 3D Invigorator PRO 5.0.9
Third-Party Footages:
- No Use

※一部内容が古い場合があります。ご了承ください。

AfterEffectsにはVer5.0から3次元合成の機能が追加されていますが、
その機能を利用している人は少ない気がします。
実際にさわってみるとわかるのですが、インターフェイス的に使いにくく
カメラのアニメーションのキーフレームをつけるだけでも非常に苦労します。
そこで今回は、簡単にカメラを円周運動させる方法を紹介します。
この方法を使用することで、空間の中をカメラを簡単に回せますし、
自分の作成している空間を把握する「確認用カメラ」として利用することもできます。

※Adobe AfterEffects 5.5J(Mac)を使用
※3Dオブジェクトに「3D Invigorator」を使用

 カメラを単純に円周アニメーションさせる

まず、3次元空間のシーンを用意し、
自分のすきな場所にカメラを配置します。

円周の中心となる場所に「ヌル」を作成し、
ヌルの3Dレイヤースイッチをオンにします。
そのレイヤーをカメラレイヤーの「親」にします。

あとはヌルに回転のキーフレームを入れることで
カメラはヌルを中心に円周運動をしてくれます。

この方法なら非常に単純なキーフレームだけで
カメラを円周アニメーションさせることが可能です。

<サンプル>
QuickTime 形式
(495K)
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 カメラを「らせん状」「うずまき状」にアニメーションさせる

上記の方法を応用すると
いろいろなカメラアニメーションが簡単に作成可能です。

「らせん状」にアニメーションさせたい場合は
ヌルの回転だけでなくカメラの高さにも
キーフレームを入れれば良いですし、
「うずまき状」にアニメーションさせたい場合は
カメラの距離にキーフレームを入れれば良いことになります。

カメラをパスアニメーションで動かすと
パスがきれいな曲線にならない場合がありますが、
この方法を使用すると調整が簡単にできると思います。

用途によって、この手法とパスアニメーションとを
使い分けることをオススメします。

<サンプル>
QuickTime 形式
(558 KB)
<パラメータ>
タイムラインウインドウ
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<3D Invigorator についての詳しい情報は>
フラッシュバックジャパン(国内販売元) http://www.flashbackj.com/zaxwerks/3d_invigorator/