<完成ムービ−>
QuickTime 形式
(1100K)
制作例 50: フォトモザイクの表現
(AE6.0 Pro & Trapcode Starglow)

AE-TIPS 50 : Adobe After Effects CS5 (10.0.2.4)
Resolution: 640x480
Third-Party AE Plugins:

- Trapcode Staglow
Third-Party Footages:
- No Use




<はじめに>

※今回はTips31とTips49の応用例です。
「フォトモザイク」とは古くから存在する手法で、
複数の画像を使用して1つの画像を構成する表現です。
基本的には各画像の明るさや構図を利用していきます。
※フォトモンタージュ・フォトコラージュとも呼びます。

今回は 「花」「植物」「風景」などの写真素材を使用して、
左のような「女性の顔」を作成します。

はじめに、最終形となる画像素材を準備します。
(640×480)

<拡大画像を見る>



<フォトモザイクの作成>

ユーティリティソフトを使用してフォトモザイクを作成します。
(インターネットを探すといろいろ種類があります)
今回は「MacOSXaiX」というフリーウエアを使用します。
画像サイズ「2600×1950」
分割数「50×50」
素材となる画像に関してですが、
いろいろな種類の画像を数多く準備した方が完成度が上がります。

MacOSXの方は「MacOSaiX」
http://homepage.mac.com/knarf/MacOSaiX/
Windowsの方は「Andrea Mosaic」
http://www.andreaplanet.com/andreamosaic/

<拡大画像を見る>
「640×480」のサンプル
<拡大画像を見る>
2600×1950 の「左上640×480」の部分



<フラクタル画像の作成>

AfterEffectsにて、フラクタル素材を作成します。
これはSTEP4で奥行き方向の凹凸をつけるための
ディスプレイスメントマップとして使用します。
中央部分が最後に集合するよう、
画像の中央部分を若干 白っぽくしています。

※この画像はアニメーションの必要はありません。

<エフェクトウインドウを見る>
「フラクタルノイズ」ほか
<タイムラインウインドウを見る>


<カードダンス>
QuickTime 形式
(1060K)


<カードダンスで奥行きを表現>

「カードダンス」プラグインを使用することで
画像の凹凸表現が可能になります。

新規コンポ(640×480)を作成します。
そのコンポにSTEP3のコンポを入れます。
さらにSTEP2の画像(2600×1950)を入れます。

STEP2のレイヤのみ表示し、
エフェクト>シミュレーション>カードダンス を適用します。
グラデーションレイヤにSTEP3の素材を指定することで
各画像に対してスケールや奥行きをつけることが出来ます。

※ カードダンス プラグインの入手先
http://www.adobe.co.jp/products/aftereffects/ae5plugin_descrip.html
http://www.adobe.com/special/regincentives/

<エフェクトウインドウを見る>
「カードダンス」
<タイムラインウインドウを見る>


<Starglow>
QuickTime 形式
(1100K)


<Trapcode Starglowを適用して完成>

STEP4のコンポを新規コンポ(640×480)に入れます。
エフェクト>Trapcode>Starglow を適用します。
グローの具合いを調整します。

あとは背景を付け加えれば完成です。
今回の表現はいろいろな素材で応用できると思います。
「フォトモザイク」でネット検索すると
いろいろ作例がでてきますので参考にしてみてはいかがでしょう。

<エフェクトウインドウを見る>
「Trapcode Starglow」
<タイムラインウインドウを見る>
<拡大画像を見る>
「640×480」

<Trapcode Starglow についての詳しい情報は>
フラッシュバックジャパン(国内販売元) http://www.flashbackj.com/trapcode/starglow/