<完成ムービー>
Quicktime H.264 形式
基本編 05: 発生点が動くパーティクルの表現(文字)
(Set Age Limit・Modify Particle Size)

<球のアニメ>
Quicktime H.264 形式


<カーブに沿ったアニメーションを作成>

今回は「発生点が動くパーティクル」の表現を紹介します。
パーティクルをオブジェクトやテクスチャ平面に置き換えることで
様々な応用が可能になります。

また、ICEはインタラクティブにプレビューできますので、
再生しながら試行錯誤が行える点が特徴です。

はじめに、カーブとSphere(球)を作成し、
Animate > Create > Path > Set Path を使用して、
球をカーブに沿ってアニメーションさせます。

<サンプルシーンのダウンロード>
「Softimage | XSI 7.0」 シーンデータ
<スクリーンショットを見る>
「最終的に完成した ICE Tree」JPEG 形式
プリントアウトすると便利です。


<パーティクル発生>
Quicktime H.264 形式


<球からパーティクルを発生させる>

●パーティクルを発生させるには、オブジェクトを選択して
Simulate > ICE > Create > Emit Particles from Selection

※自動的にICE Treeが作成されて、
 法線方向にパーティクルが発生します。



<インスタンス(置き換え)のためのオブジェクトを準備>

●文字オブジェクト作成(ayato@web立体文字)
●これらのオブジェクトをグループ化
●オブジェクトをカメラから見えない位置に移動


<インスタンス>
Quicktime H.264 形式


<パーティクルをオブジェクトで置き換え(インスタンス)>

●パーティクルをオブジェクトで置き換えるには
★『Set Instance Geometry』を使用

○『Set Instance Geometry』Execute on Emit   
 →『Emit from Surface』Execute on Emit1
※プロパティのGeometry Instancing Parametersで   
  STEP3で作成したグループを指定します。

●オブジェクトをランダムに置き換えるには
★『Randomize Value by Range』を使用

○『Randomize Value by Range』Value  
  →『Set Instance Geometry』Group Object Index
※Min ValueとMax Valueにそれぞれ0と2を入力

※『Emit from Surface』でパーティクルサイズを調整


<重力>
Quicktime H.264 形式


<重力(フォース)の設定>

●フォースを使用するには
★『Add Forces』を使用

○『Add Forces』Execute → 『ICE Tree』 Port2

●重力を適用するには
★『Gravity Force』を使用

○『Gravity Force』Force → 『Add Forces』 Force2


<リジッドボディ>
Quicktime H.264 形式


<パーティクルが互いに衝突するようにする>

●パーティクルが互いに衝突するようにするには
★『Simulate Rigid Bodies』を使用

○『Simulate Particles』と『Simulate Rigid Bodies』を入れ替えます。

※パーティクル同士が衝突するようになります。


<ゆらぎ>
Quicktime H.264 形式


<落下運動にゆらぎを与える>

●落下運動にゆらぎを与えるには
★『Turbulize Aroud Value』を使用

○『Turbulize Aroud Value』Value →『Add Forces』 Force3   

※プロパティでパラメータを調整します。


<角度をランダムに>
Quicktime H.264 形式


<パーティクルの発生角度をランダムにする>

●パーティクルの発生角度をランダムにするには
★『Randomize Rotation by Cone』を使用

○『Randomize Rotation by Cone』Result   
  →『Emit from Surface』Orientation

※プロパティでパラメータを調整します。


<サイズ調整・完成>
Quicktime H.264 形式


<寿命を設定し、それに伴ってパーティクルサイズを変更>

●寿命を設定するには
★『Set Particle Age Limit』を使用

○『Set Particle Age Limit』Execute   
  →『Emit from Surface』Execute on Emit 2

●パーティクルサイズを変更するには
★『Modify Particle Size』を使用

○『Modify Particle Size』Execute →『ICE Tree』Port 2
※「Simulate Particle」ノードを最後のポートにつなぎかえます。
※SourceParameterを「Age Parcentage」に設定して調整します。

※Softimage | XSI 7.0 英語モードで作成。
※1920x1080 pixel (29.97fps) デュレーション:240フレーム
※レンダリング時間節約のために「ハードウエアレンダリング」を使用。
※ライティングやマテリアル、レンダリングの設定は各自で調整してください。