AfterEffects Laboratory 基本編 24
フリップブック アニメーション
(AE 7.0 & Zaxwerks 3D Warps )

<完成ムービー>
QuickTime 形式
(1.33 MB)

AE-LAB 24 : Adobe After Effects CS5 (10.0.2.4)
Resolution: 640x480
Third-Party AE Plugins:

- Zaxwerks 3D Layer Warp
- Reel Smart Motion Blur PRO
Third-Party Footages:
- No Use

今回はAfterEffectsを使用してページがめくれるようなアニメーション
(フリップブックエフェクト)の作成例を紹介します。
AfterEffectsの基本機能だけでは、平面を奥行き方向へ曲げることが不可能なため、
「Zaxwerks 3D Warps」というサードパーティプラグインを使用しています。

ページの中に絵や映像を入れ込んだり、カメラのアニメーションを追加したり、
基本形だけでなく、いろいろと応用が効くと思いますので、試してみてはいかがでしょうか。
とはいえ「Zaxwerks 3D Warps」も万能なプラグインではありませんので、
複雑なアニメーションの場合、3Dソフトを使う必要が出てくるかもしれません。

※基本操作に関してはマニュアルを参考にしてください
※Adobe AfterEffects 7.0J(Mac)を使用して制作

 フリップブック アニメーションの基本的な考え方
平面に対して「3D Layer Warp」プラグインを適用することで、
平面を奥行き方向に曲げることができるようになります。
その曲がり具合をキーフレームで調整することで、
ページがめくれるアニメーションを表現することが可能です。

「3D Layer Warp」はコンポジションカメラやライトにも対応しています。
左のサンプルムービーでは、
60フレームでページが落ちてくるアニメーションを作成しました。

このアニメーションを繰り返すことで、
ページをめくる「パラパラ感」を出すことが可能です。

<サンプルムービー>
QuickTime 形式
(613 KB)
<パラメータ>
エフェクトウインドウ
を見る


 上下方向にページがめくれるパターン

上記のアニメーションを1ページが1レイヤーになるように
レイヤーを重ねて繰り返していくことで、一般的に言う
「フリップブックアニメーション」が作成できます。

ゆっくりしたスピードで作成したものをレンダリングしておき、
そのレンダリングムービーを再度読み込み、
タイムリマップを適用することでスピードの調整がしやすくなります。

<サンプルムービー>
QuickTime 形式
(1.33 MB)
<パラメータ>
タイムラインウインドウ
を見る

 応用編:横方向にページがめくれるパターン

カンの良い方は既にお気付きかもしれませんが、
この方法を応用すると一般的なノートのページめくりも作成可能です。

ページの比率や質感を変更することで、
「アルバム」のようなものも作成できると思います。

3Dカメラの移動も可能なので、
「ページの中に飛び込む」「ページの中から外に出る」といった
アニメーションも試してみてはいかがでしょうか。
いわゆる「ページターン」とは違った表現になると思います。


<サンプルムービー>
QuickTime 形式
(130 KB)
<パラメータ>
タイムラインウインドウ
を見る

<3D Layer Warp についての詳しい情報は>
フラッシュバックジャパン(国内販売元) http://www.flashbackj.com/zaxwerks/3d_warps/index.html


<Reel Smart Motion Blur PRO についての詳しい情報は>
フラッシュバックジャパン(国内販売元) http://www.flashbackj.com/revision_effects/motionblur/